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岐阜県の東側に位置する土岐市・恵那市・中津川市などの東濃エリアには、恵那山、恵那峡、木曽川と風光明媚な大自然と戦国時代からの歴史を感じる史跡がたくさんあります。その一方で、メディアで話題になるような新しい観光名所や新名物も続々と登場しています。今回は、土岐市から中津川市へ向かう道中で、新しい観光スポットと古きよき日本の情緒あふれる史跡などをめぐり、歴史や文化に触れるドライブプランをご紹介します。

①KOYO BASE

②恵那川上屋 栗里宿 恵那峡店

③苗木城跡

④馬籠宿

⑤とりトマ丼(神戸館)

土から食卓へ。うつわの複合体験施設「KOYO BASE」

美濃焼は、瀬戸焼・有田焼と並んで「日本三大陶磁器」として有名で、岐阜県の多治見市、土岐市、可児市、瑞浪市などが産地として知られています。そんな国内有数の「うつわ」の産地に、2023年1月にオープンしたのが「KOYO BASE」。老舗陶磁器メーカー「光洋陶器」の工場の一角にあり、土から食器ができるまでの工場見学、伝統の絵付け体験、光洋陶器製のうつわで地元の食材を味わえるカフェダイニング、光洋陶器製のアイテムが充実したショップなどがずらりと並ぶ「うつわ」の複合体験施設です。高い天井と明るい色調の店内で、「うつわ」の魅力をゆっくり楽しんでください。
(写真提供:KOYO BASE)

■住所:岐阜県土岐市泉町久尻1496-5
■TEL:0572-55-5501
■URL:https://koyobase.com/

絶品モンブランは消費期限30分!「恵那川上屋 栗里宿 恵那峡店」

中津川発祥の岐阜県の銘菓「栗きんとん」は、蒸した栗の実を砂糖とあわせて炊いて、布巾で栗の形にしたもの。地元で有名な和菓子処の「恵那川上屋」では、「栗きんとん」はもちろん旬のフルーツを使ったケーキなどさまざまなスイーツが販売されています。特に、恵那峡に近い「栗里宿 恵那峡店」の茶房では、9月から翌1月までの限定メニュー「栗一筋」(税込1,324円)が人気で、期間内は多くの人々がこのスイーツを目的に訪れるとのこと。栗きんとん5個分の贅沢な栗のペーストが盛られた巨大なモンブランで、生クリームとカスタードの下にはサクサクの焼きメレンゲが入っているのが特徴。できたてならではの軽やかな食感を味わってもらうため、なんとこのスイーツの"消費期限は30分"と謳われています。現地でしか味わえない、できたての栗の風味をぜひご賞味あれ。

■住所:岐阜県恵那市大井町2632-105
■TEL:0573-20-1150
■URL:https://www.enakawakamiya.co.jp/com/shopenakyo.html/

巨大な岩を利用した珍しい石垣に注目!「苗木城跡」

戦国時代、長良川の右岸にそびえる高森山に築城された「苗木城」。天然の巨大な岩を積み上げた石垣が特徴で、全国的にみても大変珍しく、構築された年代によってその積み上げられ方が異なっているとか。現在は、かつて天守があった場所に展望台が設けられ、地元のシンボル「恵那山」や眼下に流れる「木曽川」、中津川市街地などが眺められるようになっています。また、城跡は、天守からやや離れた「足軽長屋」の跡地からの景色が美しく、撮影スポットとしておすすめ。秋の早朝には、気象条件が整えば、雲海が広がり「天空の城」を彷彿とさせる幻想的な景色を見ることもできます。ふもとにある「苗木遠山史料館」では、苗木城の復元模型が展示されているほか、中世・戦国時代から明治初期にかけての苗木領の文化遺産が納められ公開されています。

■住所:岐阜県中津川市苗木
■TEL:0573-66-8181(苗木遠山史料館)
■URL:https://www.kankou-gifu.jp/spot/detail_4216.html (岐阜の旅ガイド)

石畳と坂が織りなす情緒とうまいもの巡りを楽しむ「馬籠宿」

江戸から京都まで96カ所ある宿場のうち43番目の宿場町「馬籠宿」。木曽路から美濃路への入口として栄えた宿場町で、中山道の狭い道の両側に軒を並べる家々には、今もなお江戸時代の情緒が残っています。馬籠峠へ向かう急な勾配の坂道と大雨から街を守るためにつくられた石畳が、趣のある美しい景観となり、また、「馬籠宿」には、蕎麦屋や五平餅のお店、土産物店、おしゃれなカフェなどが並んでいるので、食べ歩きも楽しめます。江戸時代にタイムスリップしたような「馬籠宿」で、歴史情緒を感じながら、ご当地のうまいもの巡りを楽しんでみては。

■住所:岐阜県中津川市馬籠
■URL:https://nakatsugawa.town/spot/馬籠宿 (一般社団法人 中津川観光協会)

中津川市の新たなご当地グルメ「とりトマ丼」

岐阜県中津川市のご当地グルメ「とりトマ丼」は、「地元の食材をつかった名物料理を開発しよう!」をきっかけに生まれた新しい地元料理。「とりトマ丼」を名乗る条件は、(1)中津川産の鶏(恵那どり)、トマト、米を必ず使うこと、(2)どんぶり形式にすること、(3)ほかの食材もなるべく地元産にこだわること、の3つ。この条件をクリアした「とりトマ丼」が市内の各飲食店でて提供されています。写真は、中津川商工会議所1階にある「神戸館」の「とりトマ丼」。イタリアンカツレツ風に揚げたチキンカツとトマトソースの上にモッツァレラチーズがのった食べ応えのある一品です。

株式会社神戸館 中津川本店
■住所:岐阜県中津川市かやの木町1-20
■TEL:0573-65-2577
■URL:http://www.toritoma.net/