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石川県は加賀と能登のエリアに分かれ、加賀エリアの中でも金沢より南のエリア、加賀市、小松市、能美市、川北町、白山市、野々市市の6市町は『加賀の國』と呼ばれています。
今回年末年始にオススメしたい、加賀の國の冬を堪能できる絶景スポットを紹介します。石川を訪れる際は、ぜひ幻想的な雪景色をお楽しみください。
■芦城公園/小松市
芦城公園は、小松城の三の丸跡に作られた和風公園。園内には、博物館をはじめ、美術館、図書館、茶室などの文化施設を有し、中央には二つの池と滝があります。春は桜やツツジ、夏は新緑と水辺、秋は紅葉、冬は雪吊り松などと四季折々で楽しむことができますが、冬の雪吊りは北陸ならではの景色。雪吊りとは雪の重みで樹木が折れないように縄で吊って支えるもので、冬の風物詩です。
所在地:石川県小松市丸の内公園町19
アクセス:JR小松駅より車で約5分・徒歩で約15分
■那谷寺/小松市
日本を訪れる外国人観光客向けガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で1つ星の認定を受けた那谷寺は、紅葉の時期だけではなく、冬の雪景色にも独特の美しさで魅了します。静寂な白銀の雪景色に真っすぐ伸びる参道境内には、北陸独特の雪吊りが施されており、雪の狭間から見える緑が侘び寂びとした美しさを演出。また、初詣では、金堂での参拝、本殿では胎内くぐりをして罪を流し、清らかな心で新年を迎えることができます。
所在地:石川県小松市那谷町ユ122
アクセス:富山方面から→小松ICで降りて約30分/福井方面から→加賀ICで降りて約30分
URL:https://natadera.com/
■鶴仙渓/加賀市
北陸随一の渓谷美を誇る名所。松尾芭蕉が愛し、俳句にも詠んだという「鶴仙渓」の雪景色は、まるで繊細な水墨画のように幻想的。中でも、白く染まった渓谷と雪化粧が施された総檜造りの「こおろぎ橋」を目の前にすれば、その絶景に心奪われます。その他、S字型の斬新なデザインの「あやとりはし」や松尾芭蕉を祀った「芭蕉堂」、書院造りの武家屋敷に九谷焼や尾形光琳の作品を展示した「無限庵」など見どころ満載。
所在地:石川県加賀市山中温泉東町1丁目~こおろぎ町
アクセス:JR加賀温泉駅から約10.6Km/北陸自動車道片山津ICから約15.9Km
URL:https://www.yamanaka-spa.or.jp/
■ブナオ山観察舎 かんじきハイク/白山市
ブナオ山観察舎は、自然の中に生きる野生動物を観察できる国内でも珍しい施設。指導員の説明のもと、観察舎対岸のブナオ山に生きるニホンザル、ニホンカモシカ、イヌワシなどを望遠鏡で観察できます。冬限定で観察舎周辺の雪の森を、昔の生活用具である「かんじき」を履いて歩く体験ができ、野生動物の足跡を見たり、ユニークな樹木の冬芽を観察することができます。
開館時間:10:00〜16:00 (12/29-1/3は休館)
所在地:石川県白山市尾添 ソ72−5
アクセス:白山ICから国道157号線を南へ60分
URL:https://www.urara-hakusanbito.com/spot/detail_1213.html
■白山比咩神社/白山市
日本三名山の一つに数えられる白山は「白き神々の座」として古くから都人たちのあこがれの山でした。その白山を神体山とする白山比咩神社は、全国に3千社ある白山神社の総本宮で、地元では「しらやまさん」とよばれ親しまれています。御祭神は「菊理媛神(くくりひめ)」という日本書紀にも出てくる女神で、伊奘諾尊(いざなぎ)と伊弉冉尊(いざなみ)を仲直りさせたとして知られているため、「縁結びの神様」と言われています。年始には、石川県でも屈指の初詣スポットとしてにぎわいます。
所在地:石川県白山市三宮町ニ105-1
アクセス:白山ICから国道157号線を南へ30分
URL:http://www.shirayama.or.jp/
■七ツ滝/能美市
市の名勝に指定されている七ツ滝は、「大滝」と呼ばれる一の滝に始まり、最も美しいとされる落差約11mの二の滝など、大小7つの滝が連なっています。全長は約1km、総落差は約50mにも及び、美しい滝の流れや四季折々の自然風景が楽しめるため、フォトスポットとしても人気。古くから名所として知られ、滝を見て感動した江戸時代の金沢の商人小倉有年(おぐらありとし)が、『まだ知らぬ 人に見せばや 神代より 絶えぬ流れの この滝つ瀬を』と詠んだと伝えられています。
所在地:石川県能美市長滝町地内
アクセス:能美根上スマートICから車で約25分
Posted by
Drive! NIPPON編集部